| 前癌病変 初期の子宮頚癌と同様に、この段階での自覚症状はありません。異形成には軽度異形成、中等度異形成、高度異形成の3段階があります。 全ての異形成が癌に進むのではなく、軽度異形成の一部が癌に、高度異形成からは高頻度で癌に進む可能性があります。異形成が見つかった場合は、病変が消えてしまうのか?あるいは癌の方向に進んでいくのか?を定期的に細胞診検査で確認していく必要があります。 異形成がどちらの方向に向かうのかのカギを握っているのがHPV(ヒューマン・パピローマ・ウイルス)の型です。 ![]() HPV(ヒューマン パピローマ ウイルス) HPVの感染は、子宮癌の原因となる可能性があります。 HPVとは、Human papilloma virus(ヒューマン パピローマ ウイルス)というウイルスで、イボを作るウイルスです。 性交渉により誰にでも感染する可能性があります。 HPVは、現在まで約100種類の型が発見されており、それぞれが特有のイボを作ります。 子宮頸癌から発見されている型は、16,18,31,33,35,39,45,51,52, 56,58,59および68型です。 その中で、16,18,33,52,58型等のHPVが子宮頸癌の約90%に検出されています。これらのHPVは、培養細胞を癌化する活性を持っています。 この子宮頸癌の約90%に検出される型を子宮頸癌のハイリスクタイプ、その他をミドルリスクタイプと呼んでいます。 多くの場合は自然に消滅しますが、HPVの感染が持続した場合には癌の前段階である異形成(前癌病変)を経て、癌に進行することがあります。 感染から癌になるまでは平均数10年を要すると言われていますので、前癌状態をフォーローアップすることにより、癌になる前に治療することが可能です。 前癌病変は細胞診検査で発見することができます。しかしどのタイプのHPVに感染しているかまでは分かりませんので、細胞診検査で前癌病変が発見された場合は定期的な細胞診検査と共にHPV−DNA検査を受けられることをお勧めします。 |
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| 子宮癌 初期の段階では無症状です。ですから症状の無いうちから検査を受けることが大切です。 初期の段階から不正出血があります。ホルモン異常と自己判断せず検査を受けて病変の有無を確認することが大切です。
細胞診検査 細胞診検査とは、体から細胞を採ってきて、顕微鏡下で癌細胞が有るか無いかをチェックする検査です。 子宮癌の場合、前癌病変が有ることが分かっていますので細胞診検査で前癌病変から発見することができます。 細胞診検査は、日本臨床細胞学会認定の細胞診指導・専門医および細胞検査士が行います。 当院では、専属の細胞診指導・専門医および細胞検査士が院内で検査を実施しています。 |
| 子宮癌には、子宮の入り口付近にできる子宮頚癌と、子宮の奥にできる子宮体癌の2種類があります。どちらも、細胞診検査で早期から発見することができます。 |